基礎
■pythonとpy
・pyは\windows配下にあるpyランチャ(py.exe)。
pythonで起動するためにはpathを切らなくてはならず、またpyでキックしたほうが(複数インストールされている場合等に)最適のpythonを起動してくれるのでこちらのほうが良い。逆にpythonインストールの際にPATH登録(「Add Python 3.x to PATH」をチェック)はしないほうが良い ⇒Pythonの複数バージョンの扱い方(windows)
・python -Vでpythonのバージョンを確認できる。またwhich -a python3(若しくはpython3.10)でpythonのインストール先が確認できる(Linuxの場合)
・pyenvで複数Versionの切り替えが簡単にできる。⇒WSL2 による Python3 の環境構築
■パッケージ管理:
- pip:
- Ubuntuでの利用に関して:
- Windowsの場合はPythonをインストールするとpipモジュールも入っているが、Ubuntuの場合は別にpipモジュールをインストールする必要がある模様(2023.6.22)。sudo apt install python3-pipによってpipをインストール。※python3はもともとUbuntuに入っているとのこと(2024.11.9)。
- パッケージ管理で「aptとpipの混同は危険」との記事を見かけるが、sudo pip を使わなければ大丈夫の模様。何故ならばUbuntuでpipを使う時は–userが強制されるようになっているので「/home/<user>/.local/」以下のユーザ個別ディレクトリにインストールされるので悪影響はない という理由。
そうはいいつつも、venvで仮想環境に入ってからpipを使うのが一番固いと思う。
- pip –versionでpipのバージョンとインストール先がわかる。
- pipとpip3について
⇒pipはpython2、pip3はpython3系で従来のpipと明示的に分ける意味で出来た模様。但しpython3系のみであればpipで実行してもpip3が実行される。例)pip3 –version (結果)pip 24.0 from /usr/lib/python3/dist-packages/pip (python 3.12)
⇒pip3で実行するよりはpython3 -m pip xxxが推奨とのこと。またpython3 -m pip3 listとすると、/usr/bin/python3: No module named pip3 のようにエラとなる。参考:https://qiita.com/AoyaHashizu/items/435b2a01955f4a7c5f10
- Ubuntuでの利用に関して:
- パッケージインストール
- py -m pip install xxx(若しくはpip install xxx。但しできれば前者のほうが良い模様⇒理由)
- py -m pip list:インストールされているパッケージを確認⇒参考。
若しくは、py –list-paths ※Windowsの場合 ⇒参考 - パッケージを削除 ⇒py -m pip uninstall パッケージ名。全て削除するには一旦pip freezeでテキストに出力した後に、その情報をもとに削除する(https://liquids.dev/articles/a9be0a20-633d-495d-8b60-75889914f608)
- ユーザーインストール:
py -m pip install –user でパッケージをインストールすると、ローカルにインストールされる。
⇒ユーザインストールでインストールした場合の保存場所は、python -m site –user-base で確認できる。 - オフライン環境でパッケージをインストールするには? ⇒参考
- venv:
- python 3.3からvenvが標準搭載(参考)
⇒python -m venv プロジェクト名 にてvenvを作成。
※Ubuntuの場合、最初にsudo apt install python3.10-venv をした後にpython3 ~
※以前のvirtualenv⇒参考
※PowerShell利用の場合、初回のみ右記が必要⇒Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser -Force - ./プロジェクト名/Scripts/activate.ps1 にてvenvが起動される。←プロンプトの頭にプロジェクト名が表示される。※Scriptsフォルダ内でactivate.ps1を実施はNG
deactivate にて仮想環境が解除される(プロント表示も元に戻る)
⇒Linuxの場合は source .venv/bin/activateで起動 ※venv名が.venvの場合
- python 3.3からvenvが標準搭載(参考)
- 仮想環境の状態で以下1つ目のコマンドを実行すると、インストールされているパッケージが保存される。その後、2つ目のコマンドを別環境で実施することで、同じパッケージ環境が作成される。:参考
> py -m pip freeze > requirements.txt
> py -m pip install -r requirements.txt
npmでpackage.jsonに相当するものはpipにおいてはrequirements.txtに相当する(参考) - 複数のPythonがインストールされている環境下において、venv毎で使用するPythonを指定できる。例えばPython 3.9と3.11がインストールされている環境下において3.9を使用する場合は、py -3.9 -m venv venv_py39 とかで仮想環境を作ると、Python3.9ベースで構築できる⇒参考
Linuxの場合:python3.7 -m venv testvenv のように実行したPythonのバージョンで仮想環境が作成される。⇒参考 - 仮想環境をクリア・削除する場合 ⇒参考。一度作成したvenvでpythonのバージョンを変更したい場合は-clearオプションで実行するとその際のpythonバージョンに変更される(但しインストールしたモジュールは消えてしまう)。
■その他
- リスト、タプル、辞書、集合:
⇒https://www.atmarkit.co.jp/ait/spv/1905/31/news015.html - 継承とSuper() ⇒参考
- pickle: https://techacademy.jp/magazine/15826
- lambda式:その1、その2、mapとの組合せ
- .apend:https://www.tech-teacher.jp/blog/python-append/
- 環境変数を.envに保管する(python-dotenvを用いる場合)⇒参
※django-environを用いる場合はこちら - コマンドラインを使わずにPythonプログラムを実行する方法(参考)。以下のようなバッチファイルを作成しダブルクリックしてpythonスクリプトを実行させる。
@py.exe C:\path\to\yourScript.py %*
@pause
インストール
- 公式HPよりインストーラをダウンロードしてインストール。管理者権限のチェックは不要で、パスのチェックもpyラウンチャを使用するので不要。あとNode.jsのインストールにおいて関連パッケージをインストールにチェックを入れるとpythonもインストールされるが、そうするとCドライブ直下かつ管理者権限でインストールされてしまい不便なのでやめたほうが良い(2023.3.24)
- インストーラで普通にインストールすると、AppData¥Local¥Programs¥Pythonにインストールされる(参考)。私の場合、Python本体はDドライブに変更したが、上記配下にpython37が残っていたので削除した。
- 上記インストーラ使用時の設定でProgram Files配下にインストールすることも可能だが、ここにインストールすると、pip installの際にProgram Files¥Python¥Lib¥site-packagesにパッケージをインストールしようとするが、Program Filesは管理者権限でないとインストールできないため、インストールできない不具合が発生する(参考)。この時は、①管理者権限でインストールする、②ユーザインストールする のいずれかになるが、いずれにせよ上記制限が生じることからProgram Filesにインストールするのは止めたほうが良い模様。
- where pythonで調べると、AppData¥Local¥Microsoft¥WindowsAppsにもpython.exe,python3.exeが入っていた。path問題で不具合あるようであれば、PATHからAppData¥Local¥Microsoft¥WindowsApps を削除すれば上手く行く模様(参考)。PATHの編集は左下の検索ウィンドウから「環境変数」にて検索し「環境変数を編集」を選択。
そもそも上記2つのexeを削除しても良いかもとも思うがまだそこまではしていない。 - Python環境を配布:
⇒Embeddable Python:https://zenn.dev/syache_fh/articles/af125d416ff93c
=========以下、インストール履歴==========
・UbuntuではデフォルトでPythonがインストールされているが、AIを使ってみたいのでAnacondaをインストールしてみた。
→https://www.anaconda.com/download/#linux よりPhython 3.6系のAnacondaをインストール。
→Anacondaの容量がかなり大きく(3Gほど)、インストールしたところ残りの容量が少なくなり警告が出てきたので、ファイル構成をチェックしてみたところ、mongodbのjournalというのが2Gほど食っていたので、これを小さくしたところ、空き容量が2Gほどに戻った。どこかのタイミングでUSB(Ubuntu)を32Gのものを購入して置き換える必要があるように思う。(2ヶ月ほど前にSunDiskの小型USBを購入した時に、ケチらなかったらよかったと少し後悔・・・)
—–2018.11.22追記—–
USB 32Gに変更後、再度anacondaをインストール。.shファイルを「ダウンロード」フォルダにダウンロードしインストールしたが、anaconda-navigatorが起動できず。再度、ホームディレクトリに.shファイルを移動させてインストールしたら、ようやくちゃんと起動できた。
—2019.8.12追記—
WindowsノートPCの内蔵SDカード64GにAnacondaを入れていたが、内蔵SDカードとPCの相性が悪いのでやめることに。Anacondaは容量をくいすぎるので、通常のCにPythonをインストール。
Pythonインストーラをダウンロードしてインストール。パス先のチェックをONにしないとコマンドが使えないので要注意。あわせて以下もコマンドラインよりインストール。(Pythonインストール時は環境変数へのチェックをしないとpythonコマンドが認識しないので要注意。またtensorflowは64bit限定のため、pythonも64ビット版のインストールが必要)
●Jupyter notebook; https://jupyter.org/
python -m pip install --upgrade pip
python -m pip install jupyter
jupyter notebook
●Tensorflow;https://www.tensorflow.org/?hl=ja
pip install tensorflow
●sklearnもインストール(2020.7.18)
pip install sklearn
—2022.10.10追記—
ノートパソコンの容量がかなり少なくなってきており、またPythonもユーザインストール等もして複数個所にインストールされていることから、一旦クリアしてDドライブにインストールすることに。この記事+削除方法の記事を参考に実施。ユーザインストールされている為、C:\Users\y4529\AppData\LocalだけでなくC:\Users\y4529\AppData\Roamingのほうのpythonフォルダも削除実施。
パッケージ・ライブラリ・ツール類
■描画
・matplotlib: https://techacademy.jp/magazine/17472
・altair:colab.research.google.com/notebooks/snippets/altair.ipynb#scrollTo=bnXIJ7R6uRj3
■Webサーバ
・http.server
→標準モジュールなのでインストール等も不要。https://rinoguchi.net/2020/10/serve-static-files.html
python -m http.server # カレントディレクトリを8000番ポートで公開
python -m http.server 9000 --directory ./static_files # ./static_filesを9000番ポートで公開
■データベース
■Math
・NumPy、pandas、vega_datasets
■画像
・OpenCV
■AI
・scikit-learn、Tensorflow, Keras ⇒統計学、機械学習
コメントを残す