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神がつくった究極の素粒子



以前より読みたいと思っていた、
    「神がつくった究極の素粒子」(レオン・レーダーマン)
というという本が近所の図書館においてあったので借りてよんだところ、ミレトスやデモクリトスといった名前が本の節々に出てきたので驚いた。

この本においては、ミレトスとデモクリトスについて、
  「ギリシャの植民地のひとつ、いまのトルコ西海岸にあるミレトスの街じゃ、一見複雑に見えるこの世界がじつは本来的には単純なものだという考えがかたられていた。この単純さは、理論的につきつめていけば発見できるだろう、と。それから約200年後、アブデラデモクリトスDemocritus)がアトムというものをもちだし、それが単純な宇宙の鍵となるといいだし、探求がつづくことになった。」
という形で紹介されている。

この本の途中途中にも、レーダーマンとデモクリトスの対話という形でデモクリトスが幾度か登場してくるが、ミレトスについて初めてその名前を知ったのは立花隆の「思索紀行 ――ぼくはこんな旅をしてきた」であった。その後同じく立花隆の「エーゲ―永遠回帰の海」を読み、ギリシア・クレタ文明についても興味を持つようになったが、そんな中フェルミラボの所長だったレーダーマンもこのギリシャ時代の哲学者や町に対して関心を抱いていた、という事が非常に興味深く感じられた。


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