・SaaSにおける提供サービスについて(Think IT より抜粋)
一般的にSaaSの代表的なアプリケーションというと、Salesforce.comに代表されるCRMを真っ先に思い浮かべる読者が多いだろう。
しかし、その一方で、Googleが提供する「Google Docs & Spreadsheets」やThinkFreeの「Office Online」などのワープロや表計算ソフト、あるいはMicrosoftの「Office Live」やGoogleの「Google Apps for your Domain」などのようにメールやカレンダーソフトなど、インターネットを通じて無償、あるいは有償で提供されるサービスもSaaSの範疇に含まれるのかどうか、疑問に思われる読者の方も多いのではないか。
筆者はこうしたインターネットサービスもシングルインスタンス、マルチテナントのアーキテクチャであり、個々のサービスごとに違いはあるものの他のアプリケーションとの連携も可能であることから、SaaSと呼んで差し支えないと考えている。
しかしながら米国では、こうしたオフィスアプリケーション(Microsoftのサービス以外)をSaaSモデルで提供するサービスは「オフィス 2.0」と特別な名称で呼ばれるようになってきており、業務アプリケーションのSaaSとは区別されるケースが多い。この点には一応留意されたい(図1)。
図1:SaaSの分類
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